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政治

舛添「新党構想」の本気度

いまなお「総理」を目指している

2010年1月号

 しばらく鳴りを潜めていたあの男が動き出した。
 民主党幹事長、小沢一郎が天皇陛下と中国副主席、習近平との特例会見を批判した宮内庁長官を罵倒した記者会見と首相、鳩山由紀夫が米軍普天間飛行場移設地の決断を先送りするなど大ニュースが相次いだ十二月十四日。自民党本部の一室で、前厚生労働相、舛添要一が主催する「舛添政治カレッジ(舛添塾)」が開講した。むろん、ただの勉強会ではない。
「塾生」として応募したのは、八月の総選挙で落選した二十二人。このうち、初日は十八人が出席した。メンバーは、当選経験のない「新人」が半数の十一人、四年前の郵政選挙で当選したものの、前回落選した橋本岳(岡山4区)ら小泉チルドレン六人のほか、萩生田光一(東京24区)や葉梨康弘(茨城3区)、宮下一郎(長野5区)、山際大志郎(神奈川18区)、中山泰秀(大阪4区)の五人の二回当選組も入っている。
「こんな優秀な皆さんが負けた。次に勝つことが自民党政権奪還の一番の早道だ」
 舛添は萩生田ら二回当選組の顔をみやりながら、落選の傷が癒えていない塾生たちを大いに持ち上げた。その上で「私たちが・・・