これまで数々の問題を起こしてきた無料メッセージングアプリのＬＩＮＥがまた前代未聞の不祥事を起こしている。
　ＬＩＮＥヤフー社は十一月二十八日、ＬＩＮＥアプリで画像を保存・共有できるアルバム機能に不具合が発生していると明らかにした。アプリ内で見知らぬ他人の画像が表示されるケースが約二十五万件も発生。契約書などビジネス関連の画像や他人の猥褻な写真などが勝手に第三者に共有された事例も発生している。
　これを受けて所管官庁である総務省関係者は「このトラブルは電気通信事業法の『通信の秘密の漏えい』にあたる違法行為で、徹底した調査を要求した。省内ではすでにＬＩＮＥに対して不信感しかないので『またやったか』と呆れている」と怒りを隠さない。
　同社は公式サイトで「ＬＩＮＥヤフーでは、原則としてご本人の同意がない限り、第三者にユーザーの皆さまの情報を提供することはありません」と確約しているが、結果的には今回もまた大噓つきだったことになる。
　ＬＩＮＥはこれまで、ユーザーの個人データの扱いなどをめぐって三度の行政指導を受けている。それに加えて、ヤフー社との合併を機・・・