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政治

石破よ「国民・玉木」を丸呑みしろ

亀井静香(元衆議院議員)

2024年12月号

 ―少数与党となった石破茂政権に打開策はありますか。
 亀井 難しい局面を乗り切るために、私は石破首相に、「国民民主党を呑み込め」と発破をかけている。世界を見渡すと、プーチンやトランプ、習近平といった獰猛なトラのような指導者ばかりだ。こんな連中と渡り合っていくためにも、内向きになっている暇はない。そのためには、国民民主党の玉木雄一郎代表を抱き込まなければ。ただ一方で玉木代表には「呑み込まれるな」とけしかけているんだ。
 ―石破首相にできますか。
 亀井 やれるか、やれないかではなく、やるしか選択肢がない。石破首相が強くならなければ、日本が滅びるというくらいの気概が必要だ。三十年前に少数与党の羽田孜内閣ができたとき、私は自民党の森喜朗幹事長の依頼を受け、社会党と新党さきがけに呼びかけて、「自社さ政権」のために奔走した。「小に大を担げ」と言ってもダメ。「大が小を担ぐ」ならできる。自民党が社会党を担いだ村山富市政権がそれだ。
 ―立憲民主党とは組めませんか。
 亀井 野田佳彦代表は愚直ないい男だと思うが、立憲民主の党として姿勢は皆目わからん。・・・

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