「一月解散」もできない岸田の末路
《政界スキャン》
2024年1月号
政乱の年が幕を開けた。といっても、まず世界の話である。
台湾総統選(一月)、インドネシア大統領選(二月)、米大統領選スーパーチューズデー・露大統領選(三月)、韓国総選挙(四月)、ウクライナ大統領任期(五月に満了)、インド総選挙(四~五月)、メキシコ大統領選・欧州議会選挙・イタリアG7サミット(六月)、米共和党大会とパリ五輪(七月)、米民主党大会(八月)、自民党総裁任期(九月)、米大統領選とブラジルG20サミット(十一月)。
他に、南アフリカ、パキスタン、スリランカ、バングラデシュでも総選挙や大統領選が予定され、全世界で約二十億人が有権者となるという。文字通り選挙の年だ。
今のところ世界の大勢は、不満が高まる一部新興国を除けば、現状維持が優勢のようだ。コロナ禍からの経済回復やウクライナ危機対応を優先し、大きな政治変革を望まないからだろう。
ただし、最大の目玉である米国では、トランプ前大統領の再登板が現実味を帯びて予測されだしている。つまり「現状維持」の意味は現政権の継続に限らない。コロナ前からあった民主主義の衰退と権威主義の台頭という巨大・・・
台湾総統選(一月)、インドネシア大統領選(二月)、米大統領選スーパーチューズデー・露大統領選(三月)、韓国総選挙(四月)、ウクライナ大統領任期(五月に満了)、インド総選挙(四~五月)、メキシコ大統領選・欧州議会選挙・イタリアG7サミット(六月)、米共和党大会とパリ五輪(七月)、米民主党大会(八月)、自民党総裁任期(九月)、米大統領選とブラジルG20サミット(十一月)。
他に、南アフリカ、パキスタン、スリランカ、バングラデシュでも総選挙や大統領選が予定され、全世界で約二十億人が有権者となるという。文字通り選挙の年だ。
今のところ世界の大勢は、不満が高まる一部新興国を除けば、現状維持が優勢のようだ。コロナ禍からの経済回復やウクライナ危機対応を優先し、大きな政治変革を望まないからだろう。
ただし、最大の目玉である米国では、トランプ前大統領の再登板が現実味を帯びて予測されだしている。つまり「現状維持」の意味は現政権の継続に限らない。コロナ前からあった民主主義の衰退と権威主義の台頭という巨大・・・