「ポスト岸田」政局の見所
本命無し・大穴だけの草競馬
2024年1月号
岸田文雄首相は政局勘が鈍い。古くは「宏池会のプリンス」と呼ばれた加藤紘一元幹事長を首相候補に担いで無残に自滅した「加藤の乱」(二〇〇〇年)に始まり、自民党総裁選では麻生太郎首相が誕生した〇八年、安倍晋三氏が再起を果たした一二年のいずれも、友人とはいえ、あろうことか石原伸晃元幹事長の推薦人だった。もちろん惨敗である。次に誰が出てくるかを見抜く才能に乏しいのは間違いない。
とすれば、すでに号砲が鳴った「ポスト岸田」政局の見通しにも疎いことだろう。自分に取って代わろうとしているのは、石破茂元幹事長か、高市早苗経済安全保障担当相か、茂木敏充幹事長か。後を襲う政敵すら正しく見定められないのだから、命運が尽きるのも時間の問題なのである。
二三年十一月まで、内閣支持率が下がっても「有力なポスト岸田が見当たらないので岸田氏安泰」と言われていた。ところが、政治資金パーティー問題で一変。今や「ポスト岸田」候補だらけだ。世論調査のトップ3は①石破氏②小泉進次郎元環境相③河野太郎デジタル担当相︱の指定席。大衆人気は、政局の優劣を決するのか。
結論を言えば、一番人気の石破氏・・・
とすれば、すでに号砲が鳴った「ポスト岸田」政局の見通しにも疎いことだろう。自分に取って代わろうとしているのは、石破茂元幹事長か、高市早苗経済安全保障担当相か、茂木敏充幹事長か。後を襲う政敵すら正しく見定められないのだから、命運が尽きるのも時間の問題なのである。
二三年十一月まで、内閣支持率が下がっても「有力なポスト岸田が見当たらないので岸田氏安泰」と言われていた。ところが、政治資金パーティー問題で一変。今や「ポスト岸田」候補だらけだ。世論調査のトップ3は①石破氏②小泉進次郎元環境相③河野太郎デジタル担当相︱の指定席。大衆人気は、政局の優劣を決するのか。
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