安倍派潰しの一手「萩生田官房長官」
《政界スキャン》
2023年9月号
安倍派(衆参議員計百人)は、自民党の最大最強勢力どころか、今や取り扱い注意のお荷物集団になりつつある。安倍晋三元首相の死から一年余り。カリスマ保護者を失った「アベ・チルドレン」たちのワガママ勝手が鼻につきだした。岸田文雄政権の内閣支持率と共に、自民党支持率もじりじり低落。酷暑と豪雨、物価高に苛まれる庶民にとって、議員の不行状は不愉快この上ない。それが安倍派に目立つのは、党議員の四人に一人が所属する以上やむを得ないのか、タガの外れた「お子ちゃま集団」の学級崩壊現象なのか。
「エッフェル姉さん」こと松川るい参院議員は、党女性局の国会・地方議員三十八人を引き連れてパリを豪遊。政党助成金も支出された「研修」に、未成年の娘まで同行させていた公私混同を批判された。軽率だったでは済まなかったのは、「次は入閣か」「衆院へのくら替え狙い」と噂されていた野心家の日頃の高慢さが、地元・大阪府連から次々に告発されたためだ。議員辞職要求まで飛び出した。自前の地盤も実績もないのに「アベ印」をカサに着たチルドレンへの反感は根が深い。
少子化対策に悪乗りし、ブライダル(結婚式)産業への補助金バ・・・
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