彷徨える「安倍応援団」たち
スター亡き後に続く「受難」
2023年1月号
二〇二二年は、白昼射殺された元首相・安倍晋三を熱狂的に支持してきた「安倍応援団」にとっても受難の年となった。
「安倍さんの穴が埋まらない!」
保守系月刊三誌のひとつである「WiLL」の最新号(二三年二月号)は、表紙のど真ん中にこんな見出しをつけた。
内容は、応援団の若頭格である政治学者の岩田温と産経新聞論説委員の阿比留瑠比が対談し、元首相射殺後の政治状況を慨嘆しているのだが、同時に応援団員すべての悲鳴に近い嘆きの声でもある。
保守陣営の「安倍ロス」感情は、元首相が射殺されてから半年を経ようとしている今も癒やされるどころか、ますます募っている。
手を引き始めたスポンサー
何しろ「安倍晋三」というスーパースター亡き後、保守政界を救う後継者がいないのである。安倍が存命だった二一年暮れ、月刊誌の稼ぎ時である年末発売の「新春号」の表紙には、三誌とも「安倍晋三」の大きな文字が躍っていた。
ことに「安倍ファン」を公言してやまない花田紀凱が編集する月刊「Hanad・・・
「安倍さんの穴が埋まらない!」
保守系月刊三誌のひとつである「WiLL」の最新号(二三年二月号)は、表紙のど真ん中にこんな見出しをつけた。
内容は、応援団の若頭格である政治学者の岩田温と産経新聞論説委員の阿比留瑠比が対談し、元首相射殺後の政治状況を慨嘆しているのだが、同時に応援団員すべての悲鳴に近い嘆きの声でもある。
保守陣営の「安倍ロス」感情は、元首相が射殺されてから半年を経ようとしている今も癒やされるどころか、ますます募っている。
手を引き始めたスポンサー
何しろ「安倍晋三」というスーパースター亡き後、保守政界を救う後継者がいないのである。安倍が存命だった二一年暮れ、月刊誌の稼ぎ時である年末発売の「新春号」の表紙には、三誌とも「安倍晋三」の大きな文字が躍っていた。
ことに「安倍ファン」を公言してやまない花田紀凱が編集する月刊「Hanad・・・