広告を裏読みする 第47話
移ろいゆく「新聞広告賞」
2022年11月号
毎年十月二十日は日本新聞協会が制定した「新聞広告の日」だ。十月十五日~二十一日が新聞週間なので、その中でも区切りのいい日付を選んだという。新聞週間が戦後すぐに始まった一方で、新聞広告の日の歴史は比較的浅く一九七四年から。一九八一年にスタートしたのが「新聞広告賞」である。
スクープ記事や優れた調査報道を顕彰する新聞協会賞は、加盟紙の持ち回りで開催する新聞大会の中で表彰式が行われる。一方、新聞広告賞の表彰式は今年も例年通り東京・内幸町の帝国ホテルで実施された。四十二回目を迎えた今年の大賞に輝いたのは、「キンチョー」のブランドで殺虫剤を展開する大日本除虫菊株式会社の広告だった。
ネット上の評判が重要
昨年七月に読売新聞や日本経済新聞など五紙に掲載された全十五段(全面)広告のキャッチコピーは「いま、いいよね。一方通行の新聞広告」。脇には「インターネット広告とは大違い!」という文言とともに「『ポイントやるから個人情報よこせ』なんて言わないよ!」「この新聞広告を見た後、何をしてるか詮索なんてしないよ!」な・・・
スクープ記事や優れた調査報道を顕彰する新聞協会賞は、加盟紙の持ち回りで開催する新聞大会の中で表彰式が行われる。一方、新聞広告賞の表彰式は今年も例年通り東京・内幸町の帝国ホテルで実施された。四十二回目を迎えた今年の大賞に輝いたのは、「キンチョー」のブランドで殺虫剤を展開する大日本除虫菊株式会社の広告だった。
ネット上の評判が重要
昨年七月に読売新聞や日本経済新聞など五紙に掲載された全十五段(全面)広告のキャッチコピーは「いま、いいよね。一方通行の新聞広告」。脇には「インターネット広告とは大違い!」という文言とともに「『ポイントやるから個人情報よこせ』なんて言わないよ!」「この新聞広告を見た後、何をしてるか詮索なんてしないよ!」な・・・