Jパワーに「脱石炭」迫る海外株主
環境破壊企業の横暴に鉄槌
2022年6月号
「あの時の悪夢再来か……」。Jパワー経営陣の脳裏には、〝TCI〟(後述)の三文字が蘇ったに違いない。Jパワーに対し、海外の大手資産運用会社が、脱炭素対策の強化を求める株主提案を出すことを明らかにした。株主という外圧が、再び、Jパワーを揺るがしている。
株主提案を出したのは、英マン・グループ、仏アムンディ、英HSBCアセットマネジメント、豪環境NGO企業責任センターの四者である。
株主提案の概略は、こうだ。パリ協定に合致する科学的根拠に基づいた温暖化ガス削減の短期的及び中期的目標を公表する、短期的及び中期的目標を明記した事業計画の進捗状況を毎年度報告する、年次報告において設備投資と温暖化ガス削減目標との整合性、報酬方針と温暖化ガス削減目標促進との整合性を開示する―。
至極まともな提案であり、エネルギー企業であれば、言われるまでもない内容である。Jパワーも当然、温暖化ガス削減のためのビジョンは持っていた。それが、「カーボンニュートラルと水素社会の実現に向けた取組み」と銘打った「ブルーミッション二〇五〇」だ。
ブルー・・・
株主提案を出したのは、英マン・グループ、仏アムンディ、英HSBCアセットマネジメント、豪環境NGO企業責任センターの四者である。
株主提案の概略は、こうだ。パリ協定に合致する科学的根拠に基づいた温暖化ガス削減の短期的及び中期的目標を公表する、短期的及び中期的目標を明記した事業計画の進捗状況を毎年度報告する、年次報告において設備投資と温暖化ガス削減目標との整合性、報酬方針と温暖化ガス削減目標促進との整合性を開示する―。
至極まともな提案であり、エネルギー企業であれば、言われるまでもない内容である。Jパワーも当然、温暖化ガス削減のためのビジョンは持っていた。それが、「カーボンニュートラルと水素社会の実現に向けた取組み」と銘打った「ブルーミッション二〇五〇」だ。
ブルー・・・