マスコミ 業界 ばなし
2021年9月号
読売新聞社会部の司法担当といえば、社内でもエース級の記者が集う部署である。現在のグループ本社社長である山口寿一氏もかつて司法記者として鳴らした。
読売の八月二十七日付朝刊、第二社会面に「本紙記者が情報漏えい」と題する七十行余りの記事が掲載された。記事では、読売の社会部記者が取材で得た情報を週刊誌の女性記者らに漏らしていたことが、同社の記者行動規範に違反していたと言及。加えて、当該社会部記者が週刊誌の女性記者に「不適切な関係を迫っていた」ことや、別のテレビ局の女性記者にも取材情報を漏洩していたことについても触れ、本社広報部の謝罪コメントも添えられていた。ここで登場する週刊誌とは「週刊新潮」のことで、「既婚者である読売の司法担当記者から情報提供と引き換えに肉体関係を求められていた」(情報筋)。また、テレビ局というのはフジテレビで、「すでに不倫関係にあった」(同前)という。
今回、読売が唐突に身内の恥を報道した理由のひとつとして「検察側が激怒しているからという事情もあった」(同前)。検察が読売に流した情報がフジテレビや週刊新潮で報道される状況について、特捜部はかねて・・・
読売の八月二十七日付朝刊、第二社会面に「本紙記者が情報漏えい」と題する七十行余りの記事が掲載された。記事では、読売の社会部記者が取材で得た情報を週刊誌の女性記者らに漏らしていたことが、同社の記者行動規範に違反していたと言及。加えて、当該社会部記者が週刊誌の女性記者に「不適切な関係を迫っていた」ことや、別のテレビ局の女性記者にも取材情報を漏洩していたことについても触れ、本社広報部の謝罪コメントも添えられていた。ここで登場する週刊誌とは「週刊新潮」のことで、「既婚者である読売の司法担当記者から情報提供と引き換えに肉体関係を求められていた」(情報筋)。また、テレビ局というのはフジテレビで、「すでに不倫関係にあった」(同前)という。
今回、読売が唐突に身内の恥を報道した理由のひとつとして「検察側が激怒しているからという事情もあった」(同前)。検察が読売に流した情報がフジテレビや週刊新潮で報道される状況について、特捜部はかねて・・・