バイデン「健康不安説」の深刻度
「認知症」なら国際情勢に激震
2021年8月号
米国のジョー・バイデン大統領に健康不安が浮上している。
今年十一月に七十九歳になるバイデン氏は、「就任から百日」の時点でこそ、経済再建やワクチン接種で大きな成果を上げたが、米国民への露出が増えるにつれ、今後に不安を抱かせる言動が目立ってきた。共和党支持層は、「認知症だ」と決めつけ、短命政権になるとの見方を強めている。
視聴者を不安にさせたテレビ中継
バイデン氏は七月上旬、シカゴでスピーチをした後で、側近たちに「みんなを退屈させたな。私は分かっているよ」と、自分の演説の出来を評した。
時間にすれば三十分あまり。政府の経済対策はシカゴやイリノイ州をどう潤すのか、新型コロナウイルスの感染拡大にどう立ち向かうのかといった、お決まりのテーマで、本来なら「退屈する」というほどのものではない。
だが、大統領の演説には、説明がくどすぎたり、妙に繰り返したりという部分があった。ホワイトハウスの幹部は米国のバイデン番記者たちに、「大統領は説明好きで、細かなことにこだわる性格だから」などと語・・・
今年十一月に七十九歳になるバイデン氏は、「就任から百日」の時点でこそ、経済再建やワクチン接種で大きな成果を上げたが、米国民への露出が増えるにつれ、今後に不安を抱かせる言動が目立ってきた。共和党支持層は、「認知症だ」と決めつけ、短命政権になるとの見方を強めている。
視聴者を不安にさせたテレビ中継
バイデン氏は七月上旬、シカゴでスピーチをした後で、側近たちに「みんなを退屈させたな。私は分かっているよ」と、自分の演説の出来を評した。
時間にすれば三十分あまり。政府の経済対策はシカゴやイリノイ州をどう潤すのか、新型コロナウイルスの感染拡大にどう立ち向かうのかといった、お決まりのテーマで、本来なら「退屈する」というほどのものではない。
だが、大統領の演説には、説明がくどすぎたり、妙に繰り返したりという部分があった。ホワイトハウスの幹部は米国のバイデン番記者たちに、「大統領は説明好きで、細かなことにこだわる性格だから」などと語・・・