【社告】藤木幸夫氏との係争で弊社「勝訴」
2021年6月号公開
【社告】藤木幸夫氏との係争で弊社「勝訴」
2018年12月14日、当時は横浜港運協会会長だった藤木幸夫氏が、小誌の同年11月号記事「『横浜カジノ』に群がる輩たち」で名誉を毀損されたとし、弊社を訴えていた裁判で控訴審があり、東京高裁は本年4月22日、原告の請求を全て棄却する判決を下しました。
この裁判では、20年9月、東京地裁での一審判決でも、「記事には名誉毀損性がない」として、弊社の主張の正当性が全面的に認められていました。今回の控訴審ではさらに、記事の「真実性」も認められ、原告の求めた1100万円の賠償金など、全ての請求は退けられ、裁判は弊社の全面勝訴で決着したしだいです。
本件記事は、横浜カジノ構想に、当初は前向きだった藤木氏が、当時は官房長官だった菅義偉首相との不仲を機に、反対に転じた背景を事実に基づいて記したものです。横浜市議から首相にまで上りつめた菅氏のことを、藤木氏が後ろ盾として支えてきたのは周知の事実です。「IR構想」=カジノを強く推進する立場の菅氏に、有力候補地・横浜の「顔役」である藤木氏の反対――。記事には十分な公益性があり、また一審判決が示すように、藤木氏の名誉を毀損するものでもありませんでした。
にもかかわらず藤木氏が弊社を訴えてきたのは、自身の気に食わぬ論評・批判は一切認めないとする「言論の自由」への否定と、メディアの萎縮を狙ったものに他なりません。裁判所が、一審、二審ともに原告敗訴の判決を下したことは妥当な判断であり、民主主義社会の根幹をなす報道・論評の自由が守られたことには安堵しております。
『選択』はこれからも、大手メディアがタブーとする分野に切りこみ、言論抑圧や恫喝訴訟にも屈することなく、読者の知るべき情報を伝えてまいる所存です。これからもご愛読とご支持を、どうぞよろしくお願いいたします。
〈記事全文公開〉
2018年11月号 「横浜カジノ」に群がる輩たち -地元と政界で「利権争い」が勃発
https://www.sentaku.co.jp/articles/view/18382
2018年12月14日、当時は横浜港運協会会長だった藤木幸夫氏が、小誌の同年11月号記事「『横浜カジノ』に群がる輩たち」で名誉を毀損されたとし、弊社を訴えていた裁判で控訴審があり、東京高裁は本年4月22日、原告の請求を全て棄却する判決を下しました。
この裁判では、20年9月、東京地裁での一審判決でも、「記事には名誉毀損性がない」として、弊社の主張の正当性が全面的に認められていました。今回の控訴審ではさらに、記事の「真実性」も認められ、原告の求めた1100万円の賠償金など、全ての請求は退けられ、裁判は弊社の全面勝訴で決着したしだいです。
本件記事は、横浜カジノ構想に、当初は前向きだった藤木氏が、当時は官房長官だった菅義偉首相との不仲を機に、反対に転じた背景を事実に基づいて記したものです。横浜市議から首相にまで上りつめた菅氏のことを、藤木氏が後ろ盾として支えてきたのは周知の事実です。「IR構想」=カジノを強く推進する立場の菅氏に、有力候補地・横浜の「顔役」である藤木氏の反対――。記事には十分な公益性があり、また一審判決が示すように、藤木氏の名誉を毀損するものでもありませんでした。
にもかかわらず藤木氏が弊社を訴えてきたのは、自身の気に食わぬ論評・批判は一切認めないとする「言論の自由」への否定と、メディアの萎縮を狙ったものに他なりません。裁判所が、一審、二審ともに原告敗訴の判決を下したことは妥当な判断であり、民主主義社会の根幹をなす報道・論評の自由が守られたことには安堵しております。
『選択』はこれからも、大手メディアがタブーとする分野に切りこみ、言論抑圧や恫喝訴訟にも屈することなく、読者の知るべき情報を伝えてまいる所存です。これからもご愛読とご支持を、どうぞよろしくお願いいたします。
〈記事全文公開〉
2018年11月号 「横浜カジノ」に群がる輩たち -地元と政界で「利権争い」が勃発
https://www.sentaku.co.jp/articles/view/18382
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