加藤勝信・田村憲久こそ「コロナA級戦犯」
今後も「PCR後進国」が続く
2020年10月号
新型コロナウイルス(以下コロナ)対策を最優先課題に掲げる菅義偉政権の要の官房長官に、厚生労働相としてコロナ対策の最前線で指揮をしていた加藤勝信、加藤の後任に自民党コロナ関連肺炎対策本部長を務めていた田村憲久がそれぞれ就任した。コロナ対策の経験を買われて登用された形だが、二人は失敗とされる日本のコロナ対策の「A級戦犯」とも言われている。
加藤の厚労相時代について、厚労省関係者は「事務方からのレクでは、医務技監や医系の局長・課長の説明を追認するだけだった」という。官僚にとっては、御しやすい大臣という評価だ。医療業界誌には、「大臣レクでの指示は細かいが、説明の呑み込みが早い」「塩崎恭久・元厚労相や根本匠・元厚労相の時のように大臣直属の変な会議やプロジェクトチームを立ち上げたりしないのでありがたい」などの医系技官の「賛美」のコメントが並んでいる。
「感染症ムラ」の利権確保の思惑
加藤が世間の批判を浴びたのが「三十七・五度以上、四日以上の発熱」というPCR検査の基準に関する対応だ。この基準が削除されたの・・・
加藤の厚労相時代について、厚労省関係者は「事務方からのレクでは、医務技監や医系の局長・課長の説明を追認するだけだった」という。官僚にとっては、御しやすい大臣という評価だ。医療業界誌には、「大臣レクでの指示は細かいが、説明の呑み込みが早い」「塩崎恭久・元厚労相や根本匠・元厚労相の時のように大臣直属の変な会議やプロジェクトチームを立ち上げたりしないのでありがたい」などの医系技官の「賛美」のコメントが並んでいる。
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