欧米でコロナ対策「反対運動」が過熱
「反マスク」「ワクチン反対」で大暴れ
2020年9月号
世界中で新型コロナウイルス感染が続く中、米国や欧州各国では、感染対策の規制を公然と破ったり、迷惑行為を繰り返したりする、極めて不愉快な人々が増殖している。
多くは極右団体や人種差別グループに所属しているのが実態で、欲求不満の若者を勧誘しようと、「反マスク」「ワクチン接種反対」といったスローガンを掲げて、反社会的潮流を広めている。
八月中旬、フランス国民は若者たちに広がる「民泊パーティー」の拡大に衝撃を受けた。「エアビーアンドビー(Airbnb)」で部屋を借りた若者が、即席のクラブを開設し、同好の若者たちを無差別に招いて、翌朝まで飲酒、大音響の音楽とダンスで大騒ぎをするのだ。
折から夏のバカンス・シーズンとあって、部屋を貸し出していた一家が帰宅すると、家具や部屋中が壊され、床はアルコールでびしょびしょ、ごみや汚物が散乱という惨状だった。
「一つのアパートに百人が集まったところもある。借主はすぐ近くに住む若者で、最初から他人の家で乱痴気騒ぎをする目的だった」と、在パリ大手紙特派員が言う。
エアビーアンドビーは、借り手の住所が近隣の・・・
多くは極右団体や人種差別グループに所属しているのが実態で、欲求不満の若者を勧誘しようと、「反マスク」「ワクチン接種反対」といったスローガンを掲げて、反社会的潮流を広めている。
八月中旬、フランス国民は若者たちに広がる「民泊パーティー」の拡大に衝撃を受けた。「エアビーアンドビー(Airbnb)」で部屋を借りた若者が、即席のクラブを開設し、同好の若者たちを無差別に招いて、翌朝まで飲酒、大音響の音楽とダンスで大騒ぎをするのだ。
折から夏のバカンス・シーズンとあって、部屋を貸し出していた一家が帰宅すると、家具や部屋中が壊され、床はアルコールでびしょびしょ、ごみや汚物が散乱という惨状だった。
「一つのアパートに百人が集まったところもある。借主はすぐ近くに住む若者で、最初から他人の家で乱痴気騒ぎをする目的だった」と、在パリ大手紙特派員が言う。
エアビーアンドビーは、借り手の住所が近隣の・・・