コロナと長く賢く付き合う方法
エファ・グリル(ドイツ感染症学会会長)
2020年6月号
―西欧、東アジアは外出規制緩和に動きました。世界の感染はどんな段階にあるのですか?
グリル 感染が地球全体に広がっているので、地域差は非常に大きい。東アジアは日本、韓国、台湾がとてもうまくいき、中国も収束した。欧州では、ドイツなど中欧とスカンジナビアは前進したが、英国はまだそういう状態ではない。他の大陸となると、ピークを迎えていないところも多い。
―規制が解除になった国々は、これからどんな状態になりますか?
グリル ロックダウン(都市封鎖)は一回限りの荒療治だ。少なくとも民主主義国では、また封鎖に戻る、というわけにはいかない。これからは、恐る恐る新型コロナウイルスと共存していく時期に入る。
封鎖(規制)解除といっても、大陸間の移動は禁止される。社会的距離など、封鎖時の決まりは継続して守り、用心を欠かさない。その間に大規模な検査を続け、症状がある人はもとより、医療従事者全員、警察官などの公務員、さらに無症状の人も検査する。ワクチン開発を・・・
グリル 感染が地球全体に広がっているので、地域差は非常に大きい。東アジアは日本、韓国、台湾がとてもうまくいき、中国も収束した。欧州では、ドイツなど中欧とスカンジナビアは前進したが、英国はまだそういう状態ではない。他の大陸となると、ピークを迎えていないところも多い。
―規制が解除になった国々は、これからどんな状態になりますか?
グリル ロックダウン(都市封鎖)は一回限りの荒療治だ。少なくとも民主主義国では、また封鎖に戻る、というわけにはいかない。これからは、恐る恐る新型コロナウイルスと共存していく時期に入る。
封鎖(規制)解除といっても、大陸間の移動は禁止される。社会的距離など、封鎖時の決まりは継続して守り、用心を欠かさない。その間に大規模な検査を続け、症状がある人はもとより、医療従事者全員、警察官などの公務員、さらに無症状の人も検査する。ワクチン開発を・・・