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社会・文化

大メディアで進む「宗教マネー依存」

貧する報道機関に矜持なし

2020年5月号

 多くの業種が休業に追い込まれ、経済に急ブレーキがかかる中、その影響は徐々にメディア界にも広がっている。放送局や出版社での感染者が確認されているほか、一部出版社では定期刊行物の発行が困難になる事例も出ている。巣ごもり消費で書籍などの売れ行きが好調な一方、放送局では新たな番組制作がストップし再放送などで凌いでいる。
「不況になるとメディアの宗教関連広告への依存度が相対的に大きくなる」
 こう語るのは大手広告代理店関係者だ。経済が縮小しても宗教団体はすぐには影響を受けにくく、広告出稿を減らさないケースが多いからだ。「新型コロナ不況」下でも同様のことが起きると予想されるが、一般メディアが特定の宗教に依存することのリスクは大きい。特に報道関連メディアであれば一定の距離を置く必要があることに異論はないだろう。この関係者が続ける。
「しかし最近は、そもそもメディアと宗教団体の距離が近くなっている」
 そしてその多くはメディア側の事情によるところが大きい。

疑問視される「池田大作連載」

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