中国が新疆ウイグル自治区のイスラム教徒を「再教育施設」と称した集中キャンプに収容している件に関して、サウジアラビアやパキスタンなどイスラム教国家の多くが支持を表明しているが、世界最大のイスラム教徒を抱えるインドネシアでは反発が広がっている。
同国の二十のイスラム教団体は新疆ウイグルでのムスリムの境遇について警鐘を鳴らし、「インドネシア政府は新疆問題で沈黙せず、中国に反対の意思を表明すべきである」との声明を出した。
こうした国内世論を受けて、インドネシア外交当局は北京側に当該収容所政策について、「反対」の意思を伝えているというが、それでも宗教団体は「対応が不十分だ」と批判している。・・・