トヨタ章男「礼賛連載」の悪評
雑誌『東洋経済』との薄汚れた結託
2019年9月号
豊田章男の周囲には、生まれたときから、当然のようにクルマがあった―。
今年四月に、こんな書き出しで始まった週刊誌「東洋経済」の大型連載「豊田章男~百年の孤独」の評判が芳しくない。その内容について、読者のみならず社内にも眉を顰める向きがある。
「スタートしたときには『やられた』と思ったが、いまになってみればまったく羨ましくもない」
東洋経済のライバル誌である週刊「ダイヤモンド」の編集者のこの言葉にすべてが集約されている。半年にわたる連載は一言でいえば「おべんちゃら」のオンパレード。
第一回の最初の見開きにはこんなリードが添えられていた。
「創業家の御曹司であるが故の葛藤、巨大企業の針路を決める重圧。知られざる逸話の数々から、その心象風景まで映し出す」
ところがその後に続く記事内容は、こんな看板文句とは裏腹の、気色悪い礼賛ばかりなのだ。
章男・小林体制を「礼賛」
連載第一回は章男の若手の頃の話だが、「御曹司でありながら特別扱いされなかったが非・・・
今年四月に、こんな書き出しで始まった週刊誌「東洋経済」の大型連載「豊田章男~百年の孤独」の評判が芳しくない。その内容について、読者のみならず社内にも眉を顰める向きがある。
「スタートしたときには『やられた』と思ったが、いまになってみればまったく羨ましくもない」
東洋経済のライバル誌である週刊「ダイヤモンド」の編集者のこの言葉にすべてが集約されている。半年にわたる連載は一言でいえば「おべんちゃら」のオンパレード。
第一回の最初の見開きにはこんなリードが添えられていた。
「創業家の御曹司であるが故の葛藤、巨大企業の針路を決める重圧。知られざる逸話の数々から、その心象風景まで映し出す」
ところがその後に続く記事内容は、こんな看板文句とは裏腹の、気色悪い礼賛ばかりなのだ。
章男・小林体制を「礼賛」
連載第一回は章男の若手の頃の話だが、「御曹司でありながら特別扱いされなかったが非・・・