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社会・文化

五輪関連「文化イベント」も無駄の温床

また電通が「税金バラマキ」で暗躍

2019年9月号

 オリンピック憲章には次のような一文がある。
「オリンピズムはスポーツを文化、教育と融合させ、生き方の創造を探求するものである」
 また、同憲章第五章第三十九条には、こう書かれている。
「大会組織委員会は少なくともオリンピック村の開村から閉村までの期間、文化イベントのプログラムを催すものとする。当該プログラムはIOC理事会に提出し、事前に承認を得なければならない」
 東京五輪まで一年を切ったが、この文化プログラムがすでにスタートしていることはあまり知られていない。しかも、大会経費、国立競技場建設費よろしく不透明な予算支出が続けられている。闇雲な文化イベントなるものが果たして必要なのか。
「渋谷ストリートダンスウィーク」「南こうせつコンサート」「3歳からの楽しいクラシック」―。これは、東京都がオリンピックに向け開催している文化イベント、「Tokyo Tokyo FESTIVAL」のコンテンツの一端だ。どこがオリンピックや東京都に関係あるのか、首を傾げるような演目もある。
 このオリンピックにおける文化イベントは第五回ストックホル・・・