安倍応援団 「神社界」が大揺れ
靖国前宮司「暴露手記」の痛烈
2019年2月号
天皇陛下を非難する前代未聞の不祥事で昨年十月末に引責辞任した靖国神社前宮司の小堀邦夫氏が、再び物議を醸している。『靖國神社宮司、退任始末』という冊子を刊行し、今年の創立百五十年記念事業に関する疑惑や資産運用で二十億円が償還不能になっているという驚きの内情を告発したのだ。奥付は辞任一カ月後の十一月末。傷心や反省とは無縁に、せっせと暴露手記を書いていたわけだ。
靖国神社は百五十年記念事業予算を神社拠出金十億円と募金十億円の計二十億円と公表している。ところが小堀氏によると、実際は建物改築などの中長期計画を上乗せして予算は三十五億円に膨れ上がり、昨年三月の宮司就任時には総代会で了承され、施工契約も済んでいた。約四割(十四億円相当)は小さなコンサルタント会社が請け負い、数名の幹部職員が関わっていたという。
また、それとは別に神社の資産運用で二十億円の含み損が発生。外資系証券会社と癒着した担当者は自己資金も入れていたが、実情を総代会に報告したところ「不問に付すしかない」ともみ消したというのである。
いずれも事実なら、カルロス・ゴーン容疑者も顔負けの背任行為だ。・・・
靖国神社は百五十年記念事業予算を神社拠出金十億円と募金十億円の計二十億円と公表している。ところが小堀氏によると、実際は建物改築などの中長期計画を上乗せして予算は三十五億円に膨れ上がり、昨年三月の宮司就任時には総代会で了承され、施工契約も済んでいた。約四割(十四億円相当)は小さなコンサルタント会社が請け負い、数名の幹部職員が関わっていたという。
また、それとは別に神社の資産運用で二十億円の含み損が発生。外資系証券会社と癒着した担当者は自己資金も入れていたが、実情を総代会に報告したところ「不問に付すしかない」ともみ消したというのである。
いずれも事実なら、カルロス・ゴーン容疑者も顔負けの背任行為だ。・・・