トランプ「ロシア疑惑」で新展開
「親露ウクライナ人」との濃密な関係
2019年2月号
ドナルド・トランプ米大統領とロシアとの「共謀」疑惑捜査に、新たな突破口が見つかった。二〇一六年の選挙戦から、トランプ氏の周りに集結し始めた複数のウクライナ人グループだ。
彼らはウクライナ国籍を持ちながら、実はウラジーミル・プーチン・ロシア大統領のために働いているという特殊な一群である。
トランプ大統領就任以来の外交では、ロシア=ウクライナ関係に限って、突出して親露色が強いことも浮かび上がっており、「トランプ=ロシア工作員」という、あり得ないことのように見えた疑惑に、裏付けが集まり始めている。
露GRU直結のフィクサーも
ロバート・モラー特別検察官の捜査陣が注目したのは、二年前の一七年一月二十日の就任舞踏会。就任式後の舞踏会は、毎回「プラチナ・チケット」とされ、通常は一人二万五千ドルほどの入場券が数倍の値段で売れる。「大統領夫妻を生で見た」と言い、写真があれば、大きな名誉になるのだ。
数ある舞踏会のうち、「リバティー・ボール」で写真を撮りまくり、フェイスブックに投稿してい・・・
彼らはウクライナ国籍を持ちながら、実はウラジーミル・プーチン・ロシア大統領のために働いているという特殊な一群である。
トランプ大統領就任以来の外交では、ロシア=ウクライナ関係に限って、突出して親露色が強いことも浮かび上がっており、「トランプ=ロシア工作員」という、あり得ないことのように見えた疑惑に、裏付けが集まり始めている。
露GRU直結のフィクサーも
ロバート・モラー特別検察官の捜査陣が注目したのは、二年前の一七年一月二十日の就任舞踏会。就任式後の舞踏会は、毎回「プラチナ・チケット」とされ、通常は一人二万五千ドルほどの入場券が数倍の値段で売れる。「大統領夫妻を生で見た」と言い、写真があれば、大きな名誉になるのだ。
数ある舞踏会のうち、「リバティー・ボール」で写真を撮りまくり、フェイスブックに投稿してい・・・