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政治

《罪深きはこの官僚》寺岡光博(官房長官秘書官)

もう一人の 「無類のオンナ好き」

2018年5月号

 三月に文書改竄で大揺れとなった財務省が、今度はセクハラ問題で「立っているのもやっと」(財務省幹部)の状態に追い込まれた。
 事実上、更迭された前財務事務次官の福田淳一について省内から擁護する声は聞こえてこない。「他の時期ならまだしも、なんでよりにもよって今なんだ」と、ある中堅職員は吐き捨てた。そんな中、公開された福田のセクハラ発言の音声を聞いて、財務省内にはさらなる不安の種が生じているという。この職員が続ける。
「あの発言を擁護するつもりは一切ないが、あれで首が飛ぶのなら、酒の席でもっと危険な発言をしていそうな上司はいる」
 ただ、「具体的な名前については明かせない」と口を閉ざした。「容疑者」は複数いるようだが、福田のケースと同様、メディアの女性記者に聞き取りをしたところ、真っ先に名前が挙がったのが現在は出向している寺岡光博だった。某新聞社の中堅女性記者が語る。
「無類のオンナ好きとして有名で、知らない記者はモグリ」
 女性記者へのえこひいきも多く、「携帯に電話をかけた場合、女性記者だけに折り返しが来ることが多い」(政治部記者)という・・・