《企業研究》日本相撲協会
非課税ぼろ儲けの「ごっつぁん集団」
2018年1月号
今月十四日に初日を迎える大相撲初場所。
だが、昨年十一月引退した横綱・日馬富士の貴ノ岩への暴行事件(後に傷害容疑で書類送検)に端を発した日本相撲協会の迷走と混乱は、傘下の危機管理委員会による臨時の横綱審議委員会および理事会に対する同十二月二十日「最終報告」後もなお収まらない。
背景には、協会トップの八角理事長(元横綱・北勝海)とその右腕でナンバー2とされる事業部長の尾車親方(理事、元大関・琴風)の協会運営に対する貴ノ岩の師匠、貴乃花親方(同、元横綱)の根強い不信感や、一昨年初場所後の理事選、理事長選を巡る“遺恨”があるともされるが、どうやら事はそれだけでもなさそうだ。角界関係者の間では「二年に一度、今初場所後に行われる次期理事選とその後の理事長選をにらんだ動き。貴乃花親方は現役横綱が起こした暴行事件の監督責任を追及することで理事長に詰め腹を切らせようとしている」との観測も飛び交っているからだ。
だとすると、まさに「遺恨が遺恨を生む」(事情通)形ともなりかねず、事態は収束に向かうどころか、一層混迷の度を深めかねない。「相撲文化・・・
だが、昨年十一月引退した横綱・日馬富士の貴ノ岩への暴行事件(後に傷害容疑で書類送検)に端を発した日本相撲協会の迷走と混乱は、傘下の危機管理委員会による臨時の横綱審議委員会および理事会に対する同十二月二十日「最終報告」後もなお収まらない。
背景には、協会トップの八角理事長(元横綱・北勝海)とその右腕でナンバー2とされる事業部長の尾車親方(理事、元大関・琴風)の協会運営に対する貴ノ岩の師匠、貴乃花親方(同、元横綱)の根強い不信感や、一昨年初場所後の理事選、理事長選を巡る“遺恨”があるともされるが、どうやら事はそれだけでもなさそうだ。角界関係者の間では「二年に一度、今初場所後に行われる次期理事選とその後の理事長選をにらんだ動き。貴乃花親方は現役横綱が起こした暴行事件の監督責任を追及することで理事長に詰め腹を切らせようとしている」との観測も飛び交っているからだ。
だとすると、まさに「遺恨が遺恨を生む」(事情通)形ともなりかねず、事態は収束に向かうどころか、一層混迷の度を深めかねない。「相撲文化・・・