ホワイトハウス「人物図鑑」
奇人・軍人「最弱政権」の相関図
2017年9月号
ドナルド・トランプ米大統領のホワイトハウスが、迷走、内紛、混乱の惨状を呈している。背景にあるのは、政権の方向を決める司令塔が不在な上に、安全保障や経済、通商など主要政策分野で、人材・人員ともに致命的に不足していることだ。内情を探れば探るほど、空恐ろしくなる「トランプ政権」の実態を紹介しよう。
象徴的なのは、八月にラインス・プリーバス首席補佐官に代わって就任した、ジョン・ケリー前国土安全保障長官である。
大統領の長女、イバンカ・トランプ大統領補佐官はこんなツイートをした。
「ジョン・ケリーと一緒に、米国民のために働けるのが楽しみ」
三十五歳の、特段の職能を持つわけでもない女性が、六十七歳の海兵隊大将(退役)と自分を同格に位置付けたことで、米国内のSNSは「何様のつもり?」「傲慢のきわみ」といった批判であふれた。だが実際には、新首席補佐官がイバンカ補佐官よりも長く、ホワイトハウスに勤務する可能性はあまり高くない。赫々たる戦歴を誇るケリー氏は早速、大統領の放言に耐える日々を送っている。
「忠誠心」が疑われたら辞任に・・・
象徴的なのは、八月にラインス・プリーバス首席補佐官に代わって就任した、ジョン・ケリー前国土安全保障長官である。
大統領の長女、イバンカ・トランプ大統領補佐官はこんなツイートをした。
「ジョン・ケリーと一緒に、米国民のために働けるのが楽しみ」
三十五歳の、特段の職能を持つわけでもない女性が、六十七歳の海兵隊大将(退役)と自分を同格に位置付けたことで、米国内のSNSは「何様のつもり?」「傲慢のきわみ」といった批判であふれた。だが実際には、新首席補佐官がイバンカ補佐官よりも長く、ホワイトハウスに勤務する可能性はあまり高くない。赫々たる戦歴を誇るケリー氏は早速、大統領の放言に耐える日々を送っている。
「忠誠心」が疑われたら辞任に・・・