西風431
医療ツーリズムよりも「お笑い」
2017年4月号
府立成人病センターから名称を変えて、三月二十五日に大阪市東成区から同中央区の府庁舎近くに移転した「大阪国際がんセンター」が、漫才や落語などの「お笑い」によって、がんに対する免疫力が向上するか否かを調べる本格的な実証試験を始める。
今後、五月から四カ月間にわたり血液検査やアンケートによる心理調査で「お笑い」が体に与える効果を確認する。センターの説明によると、実験には関西の三大芸能プロダクションの吉本興業、松竹芸能、米朝事務所が協力するという。計八回の「お笑い」公演に芸人を派遣、がん患者らに漫才、落語などを鑑賞してもらう。
新センターの一階に新設される二百人収容の多目的ホールには本格的な寄席が設置され、センター側は「ギャラは大まけにしてもらうが、本格的な寄席にすることで名の通った芸人に来てもらえるようにしたい」と意気込んでいる。
合計八回開催される予定の寄席鑑賞の前後に患者の血液、唾液などを採取するという。
同センターではこれまでも患者のストレスを減らし、生活の質(QOL)を向上させるために、クラシック音楽の演奏会などを定期的に開催してきた・・・
今後、五月から四カ月間にわたり血液検査やアンケートによる心理調査で「お笑い」が体に与える効果を確認する。センターの説明によると、実験には関西の三大芸能プロダクションの吉本興業、松竹芸能、米朝事務所が協力するという。計八回の「お笑い」公演に芸人を派遣、がん患者らに漫才、落語などを鑑賞してもらう。
新センターの一階に新設される二百人収容の多目的ホールには本格的な寄席が設置され、センター側は「ギャラは大まけにしてもらうが、本格的な寄席にすることで名の通った芸人に来てもらえるようにしたい」と意気込んでいる。
合計八回開催される予定の寄席鑑賞の前後に患者の血液、唾液などを採取するという。
同センターではこれまでも患者のストレスを減らし、生活の質(QOL)を向上させるために、クラシック音楽の演奏会などを定期的に開催してきた・・・