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ベルリンを汚染する「難民ギャング」

「アラブ系」が闇社会で急拡大

2016年9月号

 ドイツの首都ベルリンが、中東移民のギャング団に席巻されている。
「ベルリンの難民収容所近くに高級乗用車を止めて、若者たちに大っぴらに勧誘するシーンが増えた。十代の男の子や、大柄な若者には、すぐ声がかかる」と、在ベルリンのドイツ紙社会部記者は言う。
 中東系ギャング団は以前から首都の一大勢力だったが、昨年来の百万人以上の難民流入で、アラブ系、トルコ系、クルド系の各犯罪組織がリクルートを進めて、急速に勢力を拡大している。
「ドイツ語ができない難民たちは、アラビア語で話しかけられるだけで心を開く。警察も分かっているのですが、手の出しようがない」と前出社会部記者。首都の各収容施設には、当局が把握しているだけで五万人近い難民がいる。施設の出入りは管理不可能で、行方をくらました難民は、追跡しようがない。
 ベルリンには、東西両独の再統一前から、壁の西側に中東出身者の街があった。

大量流入で人材獲得の好機に

 ブランデンブルク門から南に一キロあまりのクロイツベルク地区、さらにその南・・・