《政界スキャン》
安倍「熱狂なき一強」が続く理由
2016年7月号
参院選真っ最中。それにしても盛り上がらない。選挙に関心はあるのに、なぜ興味が湧かないのかを考えてみたい。
「我々の政権は三年間で、雇用を◎◎万人増やし、有効求人倍率は△年ぶりの高い水準になった。三年連続で賃上げが続き、パートの時給も過去最高だ」
経済を最大の争点と位置づける安倍晋三首相が、いつでもどこでも持ち出すアベノミクス自画自賛のサワリである。
しかし、これらはデータの切り取り方でどうにでもなる数字ばかりだ。本当は実質賃金は下がっているし、求人増は人手が足りない低賃金の職種に偏っている。だから、消費が伸びず、政策の前提となる実質GDP年一・五%成長も、三年間で一・四%しか増えていない。
ネットでも
「学生の暗記モノみたいな同じ話にうんざり」
と、概して評判は悪い。
異次元金融緩和と原油安・円安で株価は上がったが、実体経済は良くなっていない。世論調査では約八割がアベノミクスの効果を疑
い、自民党支持者でも過半数が否
定的だ。
つまり、安倍首相の話はほとんど信用されていない・・・
「我々の政権は三年間で、雇用を◎◎万人増やし、有効求人倍率は△年ぶりの高い水準になった。三年連続で賃上げが続き、パートの時給も過去最高だ」
経済を最大の争点と位置づける安倍晋三首相が、いつでもどこでも持ち出すアベノミクス自画自賛のサワリである。
しかし、これらはデータの切り取り方でどうにでもなる数字ばかりだ。本当は実質賃金は下がっているし、求人増は人手が足りない低賃金の職種に偏っている。だから、消費が伸びず、政策の前提となる実質GDP年一・五%成長も、三年間で一・四%しか増えていない。
ネットでも
「学生の暗記モノみたいな同じ話にうんざり」
と、概して評判は悪い。
異次元金融緩和と原油安・円安で株価は上がったが、実体経済は良くなっていない。世論調査では約八割がアベノミクスの効果を疑
い、自民党支持者でも過半数が否
定的だ。
つまり、安倍首相の話はほとんど信用されていない・・・