政権の「ポチ」と化す最高裁 「安倍色」判事だらけで崩れる三権分立 2016年2月号 最高裁判所は組織防衛のため、自民党は定数削減を避けるため、そして総理大臣の安倍晋三は集団的自衛権の憲法解釈変更に司法が逆らえないようにするため、三権分立ののりを越えた相互牽制が激しさを増している。 一月九日、自民党和歌山県連の年賀会後、安倍政権のキーマンの一人である党総務会長の二階俊博は記者団に、「国会は国権の最高機関と憲法で定められながら、裁判官がしょっちゅう集まって、どうだ、こうだと言って政治を混乱させている。