「独立志向」が充満する香港 若者の「中国離れ」は止められない 2016年2月号 二〇一六年一月中旬、中国共産党最高指導部で序列三位、香港問題を担当する張徳江・全国人民代表大会常務委員長(国会議長に相当)の北京・中南海の執務室に、「銅鑼湾書店の関係者失踪事件が香港社会に与える影響」と題する分析報告が届いた。中国の香港駐在機構、中央人民政府駐香港特別行政区連絡弁公室(中連弁)が作成したものである。