東芝で崖っぷちの「新日本監査法人」 顧客企業と社員「同時喪失」の苦境 2016年2月号 わが国トップクラスの監査法人、新日本有限責任監査法人が自業自得の危機に瀕している。東芝への「お目こぼし監査」に監督当局の鉄槌が下されたのを契機に、監査先企業による「新日本切り」の動きが拡大しつつあるからだ。 それにしても、不祥事に対する新日本経営執行部の感度は著しく鈍かった。それをダメ押し的に印象付けたのが一月五日に日比谷公会堂で開催された同法人の新年会のありさまだった。