国連の凄まじき「金権腐敗体質」
七十年で堕落しきった「偽善の国際機関」
2015年11月号
米司法当局が、国連への事業提案で便宜を図る見返りに約百三十万ドル(約一億六千万円)の賄賂を受け取った疑いで元国連総会議長を逮捕したニュースが世界を駆け巡ったが、これは氷山の一角にすぎない。そもそも潘基文事務総長からして、自分の縁故で韓国人を相次いで国連の要職に採り、国連内のテレビもサムスン製に切り替えたほど癒着まみれ。発展途上国への食糧支援では国連職員による横流しの噂が絶えない。「国連中心主義」などと、あたかも国際正義を体現していると幻想を抱きがちな日本を尻目に、米連邦捜査局(FBI)はこの組織の膿を出そうと捜査に乗り出しているようだ。
捜査に戦々恐々とする職員たち
「アッシュ氏の次は誰が捕まるか聞いているか。FBIはどこまでを捜査の対象にしているのだろうか……」
十月六日に元国連総会議長のジョン・アッシュ容疑者が逮捕された直後、米首都ワシントンの国連事務所からほど近い日本料理店。国連職員数人が酒や肴をたしなみながら額を寄せ合い、今回の汚職事件の先行きを深刻な表情でささやき合っていた。この日本料理店は比較的地位の低い職員のたまり場だ。彼らが「どうせ腐・・・