《経営者東京裁判》 片山 幹雄(日本電産副会長)
シャープを潰した「無責任男」
2015年6月号
どうやらコイツの辞書には「廉恥」という言葉は存在しないらしい。自らの判断ミスでシャープを未曽有の経営危機に追い込みながら、昨年十月、日本電産の副会長執行役員兼最高技術責任者(CTO)へと華麗なる転身を遂げた片山幹雄シャープ元社長が、六月二十三日に開催される日本電産の定時株主総会とその後の役員会を経て、今度は「代表取締役」に就任するという。CTOの肩書はそのままに、日本電産の持つ社内技術や自身が培った半導体分野などのノウハウを駆使して新規事業の創出を担当。ロボットや自動運転車など次世代の成長分野の開拓を指揮していくらしい。
関係者によると、本人は周囲に「(自分は)十年前には誰もここまで普及するとは思っていなかった液晶テレビやスマートフォンをつくってきた。日本電産でも世の中が予想できなかったものをつくる」などと嘯いているとか。日本電産社内では「いい加減なことを言うな。液晶テレビはともかくスマホはアップルの下請けで半ばつくらされていただけじゃないか。日本のスティーブ・ジョブズでも気取っているつもりか」などとして、片山の大言壮語ぶりに白けたムードが広がりつつあるという・・・
関係者によると、本人は周囲に「(自分は)十年前には誰もここまで普及するとは思っていなかった液晶テレビやスマートフォンをつくってきた。日本電産でも世の中が予想できなかったものをつくる」などと嘯いているとか。日本電産社内では「いい加減なことを言うな。液晶テレビはともかくスマホはアップルの下請けで半ばつくらされていただけじゃないか。日本のスティーブ・ジョブズでも気取っているつもりか」などとして、片山の大言壮語ぶりに白けたムードが広がりつつあるという・・・