続・不養生のすすめ 42
メタボ基準「大改正」の英断
柴田 博
2014年6月号
なぜかその瞬間、?青天の霹靂?ということばが脳裡をよぎった。夕方のNHKニュースで、日本人間ドック学会が、いわゆる?メタボ健診?基準を大幅に変更することを伝えたときのことである。このとき、筆者は自宅で、去る五月十二日に上梓した『なにをどれだけ食べたらよいか。』(ゴルフダイジェスト社)の最終ゲラに赤入れをしていた。この本は、本コラムの三年分の連載をリメイクし、一部書き下ろしを加えたものである。このNHKの報道のとき、丁度ゲラの、「メタボ健診は即刻中止してその費用をもっと大切なことに使った方がいいし、それができなければ、基準そのものを変えるべき……」という箇所を確認していたのである。
このとき脳裡をよぎった?青天の霹靂?は最近誤用されることも多いが、晴れた日に突然雷鳴がとどろくの意で本来よい意味にはつかわれない。あわてて、手元のパソコンで検索したところ、?青天の霹靂?の反意語として?起死回生?がよいのではないかと書いてあるツイッターに出会った。ともあれ、レトリックの問題はこの際どうでもよい。
思っていたより早い展・・・
このとき脳裡をよぎった?青天の霹靂?は最近誤用されることも多いが、晴れた日に突然雷鳴がとどろくの意で本来よい意味にはつかわれない。あわてて、手元のパソコンで検索したところ、?青天の霹靂?の反意語として?起死回生?がよいのではないかと書いてあるツイッターに出会った。ともあれ、レトリックの問題はこの際どうでもよい。
思っていたより早い展・・・