《 罪深きはこの官僚》小山 均(防衛省広報課報道室長)
「国防の府」を腐らす ノンキャリア
2014年3月号
「防衛省の幹部人事なんて、俺が何とでも動かせるんだ」。そう豪語して「黒幕」を気取るのが防衛省広報課の小山均報道室長だ。国家公務員・種試験をパスしたキャリアの出世競争とは無縁の役人生活を歩んできた。そんなノンキャリアの役人がなぜ、これほど跋扈するようになったのか。それは一部政治家と元幹部との持ちつ持たれつの関係にあると複数の防衛省関係者は明かす。
小山は報道室長を務める前にも、報道班長だった経歴からも分かるように、自他共に認める「報道対応のプロ」。その間、自民党の江渡聡徳衆院議員が防衛副大臣だったときに、秘書として江渡氏に省内の情報や幹部の動向、性格などをせっせと報告することで個人的な結びつきを強めた。
現在の西正典事務次官の前任である金澤博範も、小山が江渡の大のお気に入りと知るや、本来なら歯牙にもかけないこの男に目をかけて、その情報を頼りにするように。さらに小山は報道室長の立場を最大限に活用して、適当な情報を記者に耳打ちして手なずけ、記者の癖や考え方を政治家や幹部に密通してきたと防衛省担当だった複数の記者は証言する。
・・・
小山は報道室長を務める前にも、報道班長だった経歴からも分かるように、自他共に認める「報道対応のプロ」。その間、自民党の江渡聡徳衆院議員が防衛副大臣だったときに、秘書として江渡氏に省内の情報や幹部の動向、性格などをせっせと報告することで個人的な結びつきを強めた。
現在の西正典事務次官の前任である金澤博範も、小山が江渡の大のお気に入りと知るや、本来なら歯牙にもかけないこの男に目をかけて、その情報を頼りにするように。さらに小山は報道室長の立場を最大限に活用して、適当な情報を記者に耳打ちして手なずけ、記者の癖や考え方を政治家や幹部に密通してきたと防衛省担当だった複数の記者は証言する。
・・・