関東は「寝たきり老人」だらけになる
リハビリ療法士「逼迫」の窮状
2012年11月号
「このままでは関東・東北は寝たきり老人で溢れてしまう」
医療関係者の間で現実味をもって語られ始めたのが、リハビリテーション(以下、リハビリ)の担い手不足だ。リハビリは、高齢者の寝たきり予防の柱の一つである。「お年寄りが怪我や病気になった場合、早くリハビリを始めれば、それだけ効果的」(高齢者医療関係者)というのは今や常識だ。
リハビリに関する研究は日進月歩である。怪我や脳卒中からの回復期は勿論、最近では心筋梗塞や呼吸器疾患などの内科患者や外科手術後にも積極的にリハビリが行われる。