「江戸」に見る夏の過ごし方
「気分」から涼を得る庶民の智恵
2012年8月号
日本の夏が高温多湿で暑いのは、今に始まったことではないが、エアコンが普及してからというもの、夏でも上着を着て過ごすことができるようになった。しかし、東日本大震災で福島第一原発が甚大な被害を受けたことを契機に、我々はできるだけ電力に依存しない夏の避暑法を考えなければならない段階に来たようだ。
電力に依存しない避暑法ならば、もともと電力のない江戸時代の智恵に学ぶことができる。