みずほ「大統合」にまた難題
「制服問題」で女性行員が「反乱」
2012年8月号
「当行に制服はありません。少子高齢化を迎えた昨今、女性に活躍してもらわないと生き残れない時代になりました。現在では(将来の幹部候補である)新卒基幹職採用の二割以上が女性。今後は管理職への登用も積極的に行っていくつもりです」
みずほコーポレート銀行(CB)の採用担当者は、就職・転職関連媒体などのインタビューでこう応えている。高いスキルが要求される仕事をこなしていく、という点において格好や性差などはまったく関係ない。要は能力と意欲次第で、女性にも大いにチャンスがあると言いたいらしい。そして「制服がない」という現実こそが、まさに能力至上主義を表す端的な象徴―と言明しているわけだ。
ところが、制服がないハズのそのCBが今、「制服問題」で大揺れに揺れている。