「脱日本」に成功した日本板硝子
外国人トップ起用の好例
2012年2月号
二〇〇六年に英ガラス大手、ピルキントンを買収し、旭硝子と肩を並べる世界最大手のガラスメーカーにのし上がった日本板硝子。買収から二年後に、のみ込んだピルキントンから英国人のスチュアート・チェンバース氏を社長に迎えるという大胆な決断を下した。同社長が家庭の事情で退任すると、次に米デュポン出身のクレイグ・ネイラー氏を社長に招き、二代続けて外国人をトップに据えた。外国人トップは日本板硝子に何をもたらしたのか。