途上国」に転落するロシア
投資家もプーチン体制を見限った
2012年2月号
プーチン体制が揺れる中、ロシアからの資本逃避が急速に進んでいる。二〇一一年の資本逃避はソ連崩壊後では二番目に大きい八百四十二億ドルとなり、その半分が第4四半期に集中した。ロシア内外の投資家がプーチン体制に強い危惧を持っていることを示しており、プーチン首相が三月の選挙で大統領復帰を決めても、財政難と経済停滞の危機に直面することになる。
2012年2月号