「医学部新設」を阻む日本医師会
医師不足「現状維持」の元凶
2011年11月号
我が国の医師不足が深刻の度を増している。文部科学省は、二〇一九年度まで医学部定員を増やしつづけることを発表したが、この程度では焼け石に水。危機的なレベルにある地域からは、医学部新設を求める声があがっている。これに真っ向反対するのが、かつて、最強の業界団体と言われた日本医師会(日医)だ。医療崩壊の只中にあって、なおも国益無視で既得権益にしがみつく様は、醜悪の一語に尽きる。