「フクシマ」を食い散らかしたアレバ
まんまとしてやられた東電
2011年11月号
東京電力福島第一原子力発電所で高濃度汚染水処理を手がけ、救世主を気取っていた仏アレバが、ついに馬脚を現した。アレバが提供した除染装置は、運用頻度が高まるにつれて、想定外のトラブルが続出。揚げ句の果てに、一立方センチメートル当たり一億ベクレルもの高レベル放射性廃棄物を発生させた。東電はようやくアレバ社製装置の使用を取りやめたが、時すでに遅し。廃棄物処理などの後始末に巨額の費用がかかるのは必至で、すべては電気料金となって国民にツケが回される。