「混迷」する共和党大統領候補選び
超保守へひた走る「チキン・レース」
2011年10月号
共和党の大統領候補選びが混迷の色を濃くしている。オバマ大統領の支持率が凋落の一途を辿るなか、共和党には本来、「追い風」が吹いているはずだ。にもかかわらず、迷走している原因の一つは、昨年の中間選挙で旋風を起こした草の根運動「ティーパーティー(茶会)運動」の存在である。候補者の政策にも失望感が広がり、このままでは「オバマに勝てる人物」を選び出せない。
2011年10月号