ヤフーが事態鎮静化に躍起 パワハラが原因での自殺騒動
経済●情報カプセル
2011年9月号公開
インターネットサービス国内最大手、ヤフージャパンが揺れている。事の発端は今年七月。ヤフーオークションなどB2Cビジネスを展開するコンシューマー事業部門在籍の三十代女性中堅社員が自殺したのだ。この事件がことさら社内をざわつかせているのは、自殺に纏わる経緯が「異様」(事情通)だからだ。
関係者の話によると実はこの社員、ほぼ同年代で直属上司であるA部長からの激しいパワハラ攻撃にさらされて心身がボロボロになり、半年ほど休職に追い込まれていたらしい。しかし、周囲のケアもあって立ち直り、七月には出社を待つばかりの状態にまで回復していたという。自殺を図ったのはその矢先。会社側から「復職後のポストも引き続きA部長の下と知らされた直後だった」ようだ。
本人が亡くなってしまった以上、この人事と自殺との因果関係は不明だ。とはいえ「あまりといえばあまりに配慮に欠けた人事」とある若手社員。ヤフーではとりあえずA部長を解任、事態の鎮静化を図ろうと躍起になっているが、「金にうるさいばかりで従業員の福利厚生など何とも思っていない」(関係者)とされる首脳陣への批判と怨嗟が燻ぶり続けている。
関係者の話によると実はこの社員、ほぼ同年代で直属上司であるA部長からの激しいパワハラ攻撃にさらされて心身がボロボロになり、半年ほど休職に追い込まれていたらしい。しかし、周囲のケアもあって立ち直り、七月には出社を待つばかりの状態にまで回復していたという。自殺を図ったのはその矢先。会社側から「復職後のポストも引き続きA部長の下と知らされた直後だった」ようだ。
本人が亡くなってしまった以上、この人事と自殺との因果関係は不明だ。とはいえ「あまりといえばあまりに配慮に欠けた人事」とある若手社員。ヤフーではとりあえずA部長を解任、事態の鎮静化を図ろうと躍起になっているが、「金にうるさいばかりで従業員の福利厚生など何とも思っていない」(関係者)とされる首脳陣への批判と怨嗟が燻ぶり続けている。
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